年賀状の経営効果

日経クロステックActiveに掲載

「2700社以上の企業経営をコンサルしたプロが語る コロナ禍の乗り切り方」

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中小企業診断士の竹内幸次です。今日は年賀状の経営効果についてです。

【年賀状の経営効果】作成 中小企業診断士 竹内幸次

年賀状じまいする企業が多い。私の周囲の中小企業も2024年は年賀状を控えるという年賀状じまいハガキを出す中小企業も散見される。

年賀状の歴史や文化の観点もあるが、中小企業の経営の観点から年賀状のメリットとデメリットを考える。

メリットは、気持ちを届けることができること。1年間の愛顧に感謝に、新年も変わらぬ取引を望む意思を伝える好機になる。単なる「あけましておめでとうございます」ではなく、前年の実積や新年の自社の方針を伝えることができ、休眠顧客の掘り起こしになる。

また、最近のSNSの娯楽化によって、Google検索から公式ホームページに流入することが増えているものの、大枠で見ればデジタルコミュニケーション過多とも言える。だから紙の年賀状が目立ち、記憶に残り、企業理解や販売促進につながる。

デメリットは、コストだ。費用面でも時間面でも両面の負担感がある。また、取引先から忘れられてしまうリスクも無視できない。

中小企業経営者の皆様、世間の風潮に流されるだけで、熟考せずに年賀状じまいを考えてしまっていませんか?


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