家族経営のメリットとデメリット



家族経営のメリットとデメリット
家族経営のメリットとデメリット


中小企業診断士の竹内幸次です。今日は埼玉県久喜市の中小企業のコンサルティングをします。

今日は家族経営のメリットとデメリットについてです。

【家族経営のメリットとデメリット】作成 中小企業診断士 竹内幸次

家族経営は中小企業に多く見られる経営形態であり、経営の安定や信頼関係の強さが特徴である。最大のメリットは「迅速な意思決定」と「強い結束力」である。家族という最小単位の組織は、利害調整が容易で、外部に情報が漏れるリスクも低い。資金調達の際も互いに信頼できるため、困難な時期も家族で支え合うことができる。また、事業承継もスムーズに行いやすい点は中小企業にとって大きな強みである。

一方でデメリットも存在する。家族内の感情が経営判断に影響しやすく、時に「馴れ合い」や「遠慮」が経営のスピードを鈍らせることがある。能力や適性よりも家族関係が優先される場面も多く、外部人材の登用が進みにくいという課題もある。トラブルが表面化しにくく、問題が長期化するリスクも見逃せない。

経営の安定とリスクの両面を持つ家族経営だが、外部専門家の意見を取り入れる等、柔軟な視点を持つことで、持続可能な成長につなげることができる。

中小企業経営者の皆様、家族の強みを活かしつつも、冷静な経営判断を心掛けましょう。


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