衰退する日本、つまり今日がもっとも景気がよいという現実



衰退する日本、つまり今日がもっとも景気がよいという現実
衰退する日本、つまり今日がもっとも景気がよいという現実


中小企業診断士の竹内幸次です。今日は東京都立川市のサービス業のコンサルティング、東京都あきる野市の中小企業のコンサルティングをします。

今日は衰退する日本、つまり今日がもっとも景気がよいという現実についてです。

【衰退する日本、つまり今日がもっとも景気がよいという現実】作成 中小企業診断士 竹内幸次

現在の日本経済を俯瞰すると、多くの指標が「成長」ではなく「縮小」や「停滞」を示している。人口減少、超高齢化、国内市場の縮小、そして実質賃金の上がらない状況等がそれを象徴している。

つまり、「今日がもっとも景気がよい」と感じられる時代に突入している。これは決して悲観的な表現ではなく、現実を直視するための重要な認識である。今日より明日の方が悪い、今月よりも来月のようが悪い、今年よりも来年の方が悪い。

日本のGDPは先進国の中でも低成長に留まり、円安が進行する中で輸入コストは上昇し、中小企業の利益を圧迫している。経済が右肩上がりだった時代は歴史書に書かれる栄光であり、今後は持続的な衰退との向き合い方こそが経営戦略の中心になる。

このような時代に求められるのは、過去の成功体験や拡大戦略に固執することではない。むしろ、中小企業こそが地域密着型の強みや、きめ細かなサービス、デジタル技術の活用などを通じて新しい価値を生み出すことができる。

中小企業経営者の皆様、「ピークは今日」という現実を受け入れた上で、今、動こう。来年はもっと売れなくなるかもしれない。


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