エンゲル係数をどう理解するか


中小企業診断士の竹内幸次です。今日は東京都奥多摩の飲食店のコンサルティングをします。

今日はエンゲル係数をどう理解するかについてです。

【エンゲル係数をどう理解するか】作成 中小企業診断士 竹内幸次

日本経済新聞2025年2月7日記事「個人消費、食料高が重荷 エンゲル係数43年ぶり高水準」/https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA062LT0W5A200C2000000/ に日本の低迷を実感した人は多い。

エンゲル係数は、食費÷消費支出で算出される。簡単に表現すると、家計の生活費に占める食費の割合のこと。注意したいことは、食費の中には外食費と酒類も含まれるということ。

世界比較もある。「主要国のエンゲル係数の推移」/https://honkawa2.sakura.ne.jp/0211.html によると、米国、英国、ドイツ、イタリア、フランス等の主要国の中で日本のエンゲル係数がもっとも高い。

一般的にエンゲル係数が高いと生活に余裕がないとされる。つまり、日本が貧しくなっているということ。理由は食料品の価格高騰が大きい。

しかし、逆にグルメ(食を楽しむ文化)があるという見方もある。一般的ではない解釈であるが、食を事業にする中小企業は「食」は「人を良くする」という文字からできていることを再認識し、消費が細るなかでも食の消費は一定額を維持することの責任と貢献を自覚しよう。


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