「楽しい日本」という言葉を考える


中小企業診断士の竹内幸次です。今日は埼玉県久喜市のホテル・飲食業のコンサルティング、川崎市のサービス業のコンサルティングをします。

今日は「楽しい日本」という言葉を考えるについてです。

【「楽しい日本」という言葉を考える】作成 中小企業診断士 竹内幸次

「楽しい日本」というキーワードに違和感や幼稚性を指摘する人が多い。私も初めて耳にした時には言葉の重みが足りないと感じた。真剣に考えているとは思われず、軽く考えているのだと受け止められることが普通であろう。

「楽しい日本」は、「すべての人が安心と安全を感じ、自分の夢に挑戦し、今日より明日はよくなると実感できる。多様な価値観を持つ一人ひとりが、互いに尊重し合い、自己実現を図っていける活力ある国家です」とのこと。

自分の夢、一人ひとり、自己実現という言葉から、国家運営よりも国民の意識改革や行動改革が必要とのメッセージは感じる。日本を再生させるためには国民の意欲が必要だと。

しかし、そのことを「楽しい」と表現したことは残念に感じる。「楽しい」から連想させる状況は、休日であったり、遊びや趣味であったり、冗談であったりと、プライベートなオフタイムを想起させる。

転じて。我々中小企業の経営においても言葉のチョイスには十分に気を付けたい。

中小企業経営者の皆様、その言葉、全方位から見て適切ですか?


スプラムでは中小企業に即した現実的な経営助言を行っています。講演、コンサルティング等の問合せからご連絡ください。

2025年2月17日に中小企業講演「中小企業の生成AI活用術」を東京商工会議所渋谷支部・渋谷区しんきん協議会共催セミナー&交流会で行います。

関連記事:中小企業診断士竹内幸次の「言葉で情報発信するのはリーダーの仕事」記事