「子持ち様」に見る少子化問題


中小企業診断士の竹内幸次です。今日は東京都港区の中小企業のコンサルティング、横浜市の製造業のコンサルティングをします。

今日は「子持ち様」に見る少子化問題についてです。

【「子持ち様」に見る少子化問題】作成 中小企業診断士 竹内幸次

ひと頃「子持ち様」が話題となった。子供を持つ人が子供の急な発熱等で勤務先の業務を短縮すること等に関して他の組織メンバーがどう思うかという話題。マスコミが好きな話題であり、対立を印象付けで視聴率や閲覧率を上げているようにも感じる。

国は2026年4月から子ども・子育て支援金制度に基づいて公的医療保険料を上乗せする。使いみちは、妊産婦に10万円相当を支給したり、育児休業給付の引き上げ、児童手当の拡充等を行うことになる。

このような少子化対策は過去何度も政策が打たれてきたが十分な効果は得られていない。一部の新聞では「岸田政権子育て支援策の大罪」(https://www.nikkei.com/article/DGKKZO80413210R00C24A5EN8000/)というコラムまで掲載している。

内閣府はEBPM(エビデンスに基づく政策立案)を進めている。証拠に基づいて政策を作るということ。過去の経済的支援がどれほどの少子化の歯止めになったのか。経済以外の面のマインド面や、子育てを個人的課題から社会全体の課題にするための強いメッセージが国から発せられたか。

少子化が進むとどのような問題が起きるのか。少子化が解決するとどのような状況になるのか。少子化を経済問題以外の面で捉えると、どのような精神的な恩恵や辛さがあるのか。子を持つ人の人生はどのように彩られたか、苦悩があったか。国は子どもに関して、どのような国家をイメージしているのか。単なる経済支援以外で行うべきことは多いと感じる。


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