マニュアル化された退職理由の功罪

日経クロステックActiveに掲載

「2700社以上の企業経営をコンサルしたプロが語る コロナ禍の乗り切り方」

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中小企業診断士の竹内幸次です。今日は川崎市の製造業のコンサルティング、東京都目黒区の小売店のコンサルティングをします。

今日はマニュアル化された退職理由の功罪についてです。

【マニュアル化された退職理由の功罪】作成 中小企業診断士 竹内幸次

・GW後のこの時期、入社1か月ほどで退職する若者も多い。中小企業経営者の立場からは、採用費用を掛け、研修費用を掛け、先輩が教える時間を割いたのに、とても残念なことだ。
・退職理由は今後の組織運営に需要なヒントを与えてくれる。退職する本人から退職理由の本音を聞き出したいもの。
・しかし。人材リクルート系企業のホームページや、ChatGPT等を使うと、退職理由の雛形文章が数多く見つかる。このテンプレートを使って退職理由を会社に伝える人がとても多い。
・本音とは異なる、汎用的な、一般的な、誰でも同じ退職理由に価値があるのだろうか。経営者に本音を伝えると怒りだしそうとか、本当の退職理由を伝える価値すら感じないダメな会社と思わずに本音を伝えて欲しい。プライベートな理由で話しづらいことであれば、そこは具体的でなくてもいい。
・中小企業経営者の皆様、御社は退職者の本音を聞き出していますか。それは本当に本音ですか。


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2023年6月1日に講演「ChatGPT 中小企業経営での活用法と留意点」を京都府綾部商工会議所で行います。