過度なポイント還元は商売を衰退させる

 


おはようございます。中小企業診断士の竹内幸次です。今日は東京都豊島区の中小企業のコンサルティング、東京下北沢の中小企業のコンサルティングをします。

今日は過度なポイント還元は商売を衰退させるについてです。政府は2020年9月から翌3月までの7か月に新ポイント還元制度の導入を決めたようです。

政府、新ポイントに2500億円 五輪後、番号カードで25%還元
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191119-00000142-kyodonews-bus_all


様々な目的意識からの制度だと思いますが、経済活性化、経営活性化、付加価値創造力の向上等の中小企業経営の観点らは手放しで喜ぶことはできません。

【過度なポイント還元は商売を衰退させる】
・25%還元を誰が希望しているのか。
・中小企業経営者の意見を聞いて制度設計しているのか。
・日本産業の課題は日本らしい付加価値を生み出すこと。付加価値は売上高−仕入(原価)のこと。
・25%還元は25%の売上高を未来に下げて売ること。
・25%ポイント還元に慣れた消費者(顧客)は低価格購買に慣れてしまう。最低賃金が強制的に上がる現在、低価格に慣れた消費者が増えれば中小企業は経営を放棄し、後継希望者は減る。
・デフレ脱却のために、経営デザインシートやものづくり補助金等の付加価値創造のための補助金が用意されていたのではないのか。


関連講演:
2019年12月3日に講演「利益を生み出す付加価値の創出と原価管理」を青梅商工会議所で行います。