たった10日間で100億円還元したPayPayの今後

 


おはようございます。中小企業診断士の竹内幸次です。今日は横浜市の中小企業のコンサルティング、東京都墨田区の中小企業のコンサルティング、東京都目黒区の中小企業のコンサルティングをします。

今日はたった10日間で100億円還元したPayPayの今後についてです。PayPay/ぺいぺいはヤフーとソフトバンクが運営すキャッシュレス決済サービスです。最後発であったことから強いインパクトで市場参入しました。急激な普及の理由は決済額の20%を還元です。

12月13日に還元額が100億円に達したのですが、サービス開始から、わずか10日でした。20%相当額が100億円なので、500億円が10日間でPayPay決済されたことになります。1日50億円です。この間、アプリダウンロード数は190万でしたので、50億円÷190万アプリ=1日1人2,632円をPayPayで買ったことになります。

経営的には以下の雑感を覚えました。

・日本の消費者はポイント等の還元が大好き
・逆に還元がなかったり、還元率が2%等では消費者は動かない
・還元がどのような方法でされるのか、購買記録の情報がどのように扱われるのかを考えることなく20%還元に飛びつく消費者が多い
・安く買いたいという気持ちが強い理由の1つには近い将来の日本経済に不安があるのかもしれない
・100億円還元が終わった今、PayPayを使う人がどれほどいるのか
・いちいちスマホを取り出すよりも、Suicaやクレジットカードの方が手軽に支払いができると考える人も多い


【関連講演】
2019年2月1日に講演「中小企業の生産性を向上させるIT活用2019」を福生市商工会で行います。