中小企業の短期的な売上高アップと長期的な売上高アップ

 

おはようございます。中小企業診断士の竹内幸次です。今日は横浜市の中小企業のコンサルティング、東京立川の中小企業のコンサルティング、相模原商工会議所で講演「売上直結型プロモーション」を行います。


中小企業診断士 講演
▲神奈川県相模原での売上直結型プロモーションン講演です


今日は本日の講演に関連して短期的な売上高アップと長期的な売上高アップについてです。経営では利益が重要です。利益を生み出すのは顧客が感じる価値です。価値を感じるから買うのです。

その価値を感じるタイミングが短期的(瞬間的)な消費と、じわじわと時間を掛けて感じる消費があります。それに対応して短期的、長期的な売上高アップ方法があります。

(1)短期的な売上高アップ方法

シグナルとして価格を使うことが多い。「○割引!」等のメッセージは短期的に、瞬間的に売上高を上げる効果があります。注意したいことは売上高は瞬間的に上がるものの、利益(売上総利益)は逆に減ることが多いということです。例えば、売上総利益率30%で仕入れ費用が固定の場合、売価を10%下げた場合、下げる前の販売数量の1.5倍の販売ができないと売上総利益は減少します。小売業等で粗利益率が標準的な30%の場合、「売価10%下げたら1.5倍以上売る」。これが基本です。

(2)長期的な売上高アップ方法

事業構造を変える等によって顧客市場を変えたり、新製品を開発したりします。一般に中長期事業計画をしっかりと作って取り組むことです。長期的に掛かるため小規模企業では取り組むことが難しい方法です。

【関連講演】
2018年3月22日に講演「ホームページを活用した販路開拓」を東京商工会議所販路開拓セミナーで行います。