顧客アンケートよりも顧客ウォッチ

日経クロステックActiveに掲載

「2700社以上の企業経営をコンサルしたプロが語る コロナ禍の乗り切り方」

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中小企業診断士の竹内幸次です。今日は都内の金融機関でデジタル支援に関する講演の打合せをします。

今日は顧客アンケートよりも顧客ウォッチについてです。

【顧客アンケートよりも顧客ウォッチ】作成 中小企業診断士 竹内幸次

・市場調査や顧客意向調査のためにアンケートを行うことがある。昔は紙のアンケート用紙、今はQRコードでウェブ上で回答することが多い。回答してもらうために無料サービスや景品を用意することも多い。
・このアンケート手法で得た情報は本当に顧客の本音を引き出すことができているのだろうか。ゼロではないが、100%の本音でもない。アンケートを行わないよりは行った方がよいが、顧客の本音を調べる方法は別にもあるのではないか。
・私は顧客ウォッチを勧めている。顧客をジロジロと見るのもよくないが、食べ物なら口に入れた直後の表情、洋服ならどのような柄やデザインが好みなのか。食品スーパーならどの商品を手に取りかごに入れるか入れないか等。
・アンケートは無意識行動を意識させることには役立つ。例えば、「好みの珈琲のタイプは?」等の質問は日頃意識していないが、アンケートの回答選択肢を見て自覚することだろう。顧客の本音ではなく、自覚を促すという目的で行うアンケートは効果がある。


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