メタバースの未来。過大評価と過小評価

日経クロステックActiveに掲載

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中小企業診断士の竹内幸次です。今日は品川区主催/SHINAGAWAイノベーションフォーラム2023で講演「メタバースは中小企業のビジネスチャンスになるか?」、東京都千代田区の中小企業のコンサルティングをします。


中小企業診断士 講演
▲品川区でのメタバース講演です


今日は本日の講演に関連してメタバースの未来。過大評価と過小評価についてです。

【メタバースの未来。過大評価と過小評価】作成 中小企業診断士 竹内幸次

・3次元仮想空間であるメタバースは一般的な中小企業には関心が低い。今後も関心が高まるかどうかは分からない。”メタバースって何だろう”という言葉の意味を知るためにGoogle検索やChatGPTを利用することはあるが、”中小企業の経営に活用しよう”という前提でのGoogle検索は非常に少ない。
・経済社会の発展や革新の1つとしてDX(デジタル活用で付加価値と競争力を高めること。単なる経費削減ではない)があり、DXの中でも3次元空間としてメタバースがある。ちなみに、2次元空間であるホームページや各種のSNSはすでに中小企業にも広く普及している。
・2次元と3次元の違いは、平面か立体かの違い。この違いをどう評価するか。それは業種や成長戦略によって異なる。3次元が販売や採用や社内運営上で有効であればメタバースは価値があるかもしれない。価値があると確定するためには3次元活用のコスト情報が必要。開発のみならずハードやシステム投資、従業員が使いこなすための習熟時間コスト。これらが明確になった時、メタバースは過大で過小でもなく、その中小企業に正しく評価されるのだろう。


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2023年2月16日に講演「中小企業の救世士 デジタル技術の最前線」を川崎市産業振興財団/新分野・新技術支援研究会で行います。