大手企業はなぜ付加価値創造よりも低価格を選ぶのか

 


おはようございます。中小企業診断士の竹内幸次です。今日は横浜市の中小企業のコンサルティング、東京吉祥寺のサービス業のコンサルティング、東京新宿の中小企業のコンサルティングをします。

今日は大手企業はなぜ付加価値創造よりも低価格を選ぶのかについてです。

2019年9月17日の日本経済新聞社説「増税時のセールは控えめに」(https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49844450U9A910C1SHF000/)の「人口減が進む中、成長には顧客の消費意欲を促す付加価値戦略が欠かせない。企業は価格競争を自制する賢明な判断が求められる。」という言葉は中小企業診断士として私が一貫して貫いている視点と同じでした。

【大手企業はなぜ付加価値創造よりも低価格を選ぶのか】
・いや、付加価値も作っていると思う。しかし価格を上げても顧客が離反しないという自信を大企業経営者が感じていないのかもしれない。
・なぜ感じないのか?本当は自社の商品やサービスに自信がないのかもしれない。株主への説明のため製品や事業に自信があるように演じているだけかもしれない。
・低価格のしわ寄せを下請け中小企業や取引先中小企業に強いることができると思っているのかもしれない。
・日本の消費者がいまだに激安や低価格さを最大の商品セレクト要因にしていると誤解しているのかもしれない。
・どのような理由にせよ、大企業がプライスリーダーになっている業界や地域で我々中小企業は、「大企業が価格を下げたら、逆に中小業企業は価格を上げる」戦略で自社の魅力を正しく理解する顧客に付加価値を提供すると考えるようにしよう。


関連講演:
2019年10月9日に講演「ITツールを活用した魅力発信」を千葉県中小企業団体中央会2019年度 ふさの国商い未来塾で行います。