「中小企業」という分類、呼び方に意味はあるのか?

 


おはようございます。中小企業診断士の竹内幸次です。今日は東京都青梅市の中小企業のコンサルティング、東京都港区の専門サービス業のコンサルティング、東京都千代田区の中小企業のコンサルティングをします。

今日は「中小企業」という分類、呼び方に意味はあるのか?についてです。私は誇りを持って中小企業診断士をしています。単なる「企業診断士」や「経営診断士」という名称よりも「中小企業診断士」の方がよいと思っております。

しかし。ITやグローバル等の大きな変化の中で存在感を出す企業は「中小企業だからできた」とは言えない場合もあるように感じます。つまり、企業規模は関係なく、「その経営者だからできた」「その組織メンバーだから売れた」のように、「中小規模だから」という理由(だけ)で成功することはない。資本金や従業員数で中小企業かどうかを判断する必要もあることも分かりますが、我々中小企業経営者側が「うちは中小企業だから」と過度に自覚する必要なないのではないだろうか。

【「中小企業」という分類、呼び方に意味はあるのか?】
・補助金対象者の定義等、何らかの線引きをする必要がある場合には意味がある。
・大企業との対比を意識した議論等では意味がある。
・開発発想力や営業マインド、SNS活用等では中小企業か大企業かを分ける意味はない。
・「うちは中小企業だから」と甘えや諦めの意味で中小企業を自覚するべきではない。
・「中小企業の魅力を発信しよう」は「自社の魅力を発信しよう」と考えるべき。


関連講演:
2019年8月31日に講演「創業の魅力と創業マインド」を立川商工会議所創業応援塾で行います