コストを上げて、利益も伸ばす価格戦略

 


おはようございます。中小企業診断士の竹内幸次です。今日は東京都青梅市の製造小売店のコンサルティング、東京都瑞穂町の中小企業のコンサルティング、埼玉県久喜市商工会/平成30年度久喜創業塾で講演「資金を調達・資金計画・価格設定・損益分岐点」を行います。


中小企業診断士 講演
▲埼玉県久喜市での創業塾での資金調達講演です


今日は本日の講演に関連してコストを上げて、利益も伸ばす価格戦略についてです。

これから創業する人の中には「従来の同業者よりも安く売って顧客を得る」と考えている人もいることでしょう。完全否定はしませんが、低価格販売は付加価値(新しい満足や売上総利益)を作ることが難しいため人件費が高騰する現下の経営環境にはあまり合っている価格戦略とは言えません。

原価や売価設定について以下のように考えていきましょう。

・原価等のコストを下げる目的は売価を下げるためではない
・原価等のコストを下げることで利益率(売上総利益率)を上げると考える
・原価等のコストを上げる(つまり薄利型にする)と顧客満足は上がる
・薄利型の場合、回転率(客席回転率や商品回転率)を上げれば一定の利益額が確保できる
・例えばいきなりステーキは原価率がとても高いことを高い品質にして成功した


【関連講演】
2019年2月9日に講演「マーケティング・販路拡大講座(2)」を船橋市2019年船橋創業実践塾で行います。