サービス(役務)事業の価格は効用認識で決まる

 


おはようございます。中小企業診断士の竹内幸次です。今日は神奈川県寒川町商工会創業支援セミナーで講演「会計の基本と売価設定、資金調達」、東京都練馬区の中小企業のコンサルティングをします。


中小企業診断士 講演
▲神奈川県寒川での創業支援セミナーでの創業者向け会計講演です


今日は本日の講演に関連してサービス(役務)事業の価格は効用認識で決まるについてです。商品(有形財)の場合、目で見えるため、コストパフォーマンス=買い得感(効用÷価格)も比較しやすいものです。中小企業経営の観点からは価格が比較されやすく、低価格に陥る可能性高いのが商品販売事業です。注意しましょう。

一方、無形財であるサービス(役務)の場合は、目に見えないため、顧客は次のような項目でサービス価値(効用÷価格)を比較しています。美容業や物流業を想定して考えてみます。

・先行利用した顧客の感想
・サービス提供に使われる設備(長距離トラックの仕様やグレード等)
・実績の多さと、実績市場と(その)顧客市場との同異
・BtoB事業の場合は、ユーザー企業の経営戦略支援度合い


つまり、Price(価格)は期待効用をどれだけ顧客が認識するかによって最適な水準が決まるのです。

【関連講演】
2019年2月16日に講演「起業プランから行動プランへ」を寒川町商工会創業支援セミナーで行います。