新規事業は組織スラックを生み出す

 


おはようございます。中小企業診断士の竹内幸次です。今日は東京下北沢の中小企業のコンサルティング、東京国分寺市の中小企業のコンサルティング、東京昭島市の製造業のコンサルティングをします。


▲日経BPトップリーダーで竹内幸次が講演します。中小企業経営者の皆様、ぜひ参加ください


今日は新規事業は組織スラックを生み出すについてです。

スラック/slackは組織内に存在する余剰資源のことです。チームコミュニケーションツールのSlackが有名になる前から経営学では一般的に使用されている言葉です。

新規事業は成功か失敗かの結果に帰結します。成功すれば利益を生み出し、失敗すれば損失を生み出します。これは会計的な見方です。

経営は会計面からだけ見るものではありません。マーケティング面や組織運営面からも成功や失敗を考えるものです。

会計的に成功であっても失敗であっても、新しいことに挑戦することで、組織内に以下のような効果が生じます。これをスラックとして認識することで、従来事業や他の事業の進捗につなげるのです。

・過去の成功事例からではなく、市場のチャンスから発想する雰囲気が生まれる
・新しい取引先ができる
・新しい企業イメージができる
・新しい人材が採用エントリーしてくる

中小企業経営者の皆様、御社のその新規事業はどのようなスラックをもたらしていますか?活かしましょう、そのスラックを。

【関連講演】
2018年9月13日に講演「中小企業のIT・IoT活用方法」を多摩支社異業種交流グループ WEB多摩21で行います。