小売業から製造小売業への脱皮

 


おはようございます。中小企業診断士の竹内幸次です。今日は神奈川県平塚市の中小企業のコンサルティング、千葉県佐倉商工会議所で講演「中小商店の販売方法~ITやAIで変わる商業」を行います。


中小企業診断士 講演
▲千葉県佐倉での中小企業向けIT活用、WEB活用講演です


今日は本日の講演に関連して小売業から製造小売業への脱皮についてです。製造、建設、卸、サービスと比較しても小売業の業績の厳しさは特筆するものがあります。従業員の不足感がない業種は小売業のみです。

今後日本の小売業、商店が正常に経済機能を果たすためには、「ふれあい」や「ありがとうセール」のような抽象的で何が顧客のメリットかが分かりづらい言葉やイベントは少しずつ減らして、真正面から今の消費者にはどのような商店が必要なのかを議論し、理解し、実行することが必要だと思っています。「ふれあいセール」等の言葉を見ると、何となく小売業革新の本質から逃げているようにも感じます。

日本の小売業はおもてなしの気持ちを売り方や言葉や包装や話題展開やデリバリーや営業時間等で、市場(顧客)に伝えることができれば、必ず正常な経済機能を果たすことができるものと考えています。

私は以前から、仕入した商品を再販売することよりも、自ら企画し、製造した商品を小売する製造小売が有効だと主張してきました。いわゆるクラフト品、手作り品です。

【関連講演】
2018年5月26日に講演「商売スタイルのプランニング」を川崎市商業振興課・男女共同参画センター共催/商人(あきんど)デビュー塾ーで行います。