販路開拓に必要なのは組織的本気度

おはようございます。中小企業診断士の竹内幸次です。今日は公益財団法人広島市産業振興センター平成29年度流通革新研究会でファシリテーターを務めます。

 

今日は本日のセミナーに関連して販路開拓に必要なのは組織的本気度、についてです。販路を「開拓」するのですから、過去の取引先ではなく、新しい取引先を見つけることになります。

基本は以下の2つです。

(1)従来と同じ市場(業界)向けに、新しい商材を売る
(2)従来と異なる新市場(業界)向けに、従来の商材を売る

他にも市場浸透や多角化的な事業展開もありますが、中小企業に最適なのは上記の2つです。

(1)と(2)のどちらを選択するのかは経営判断によりますが、欠かせないことは組織的な本気度です。

・新販路を開拓する必要があることを組織が理解する
・机上論ではなく、組織メンバーひとり一人が自分の行動として理解する

これが必要です。我々中小企業は「販路開拓論」を学問のように理解するのではなく、「販路開拓」を実現して結果を出す主体なのです。

【関連講演】
2017年10月14日に講演「ものづくりのマーケティング(1)販路開拓」を東京都中小企業振興公社多摩支社多摩ものづくり創業プログラムで行います。