中小企業経営 IT導入補助金がIT導入支援事業者にもたらす経営効果

今日は補助金事業における産業政策的視点についてです。小規模・中小企業の現場ではIT導入補助金が話題になることが多いです。上限100万円の補助金を受けてITを導入する「補助事業者(ITを使う側)」への経営効果は大きいものです。

また、見逃してはいけない効果は、IT導入支援事業者(ITを提供する側)への経営効果です。補助事業者に交付された補助金はIT導入支援事業者の売上高になるので、ITベンダーやサービス事業者の現実的な収益アップになりますが、収益面以外では以下の効果も期待できます。

・中小企業経営へのサポート力アップ

IT導入支援事業者は、補助事業者(中小企業・小規模事業者等)が行う生産性向上に係る計画の策定を支援する役割があります。単なる事務代行屋ではありません。

中小企業の経営サポート力がアップすれば、その後の営業力、受注力アップにもつながります。